【奈良】大和十三佛めぐり旅②

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新薬師寺の前に喫茶店へ

東大寺に行く予定だったのにどうしても気になってしまった
新薬師寺へ私は歩き出します

けれどお昼時だったのもあり私は先に目についた喫茶店へと入りました
こちらの喫茶店に入る前にお寺さんっぽいところは見えたのですが
お腹がすいてしまったんです

ここの喫茶店が古民家の隠れ家喫茶みたいな感じでして
家の中から見える景色が瓦屋根ばかりなのにも風情を感じました

こちらの写真もガラケー時代のものなので画質シャバシャバですがこんな感じです

お食事も野菜にこだわりがあるのか新鮮でおいしくお味噌があったかくて癒されました
今もこのお店あるのかな?と思って
新薬師寺周辺のお店を地図で見てみましたが
見つけることできませんでした
もうないのかな…(´・ω・`)

やっと新薬師寺へ

お店に入る前に見たお寺さんがやっぱり新薬師寺さんだったようで門をくぐります
お寺さんの中に入ると心が落ち着く感じ

奈良ってお寺さんが身近なんだなあって思いました
人通りは多いですしみんな気軽に訪問してる

お盆とかお墓参りじゃないとお寺さんに行かない
といった人が多い北国とは違うなって思いました

新薬師寺でも
「ありがとうございます」
「おかげさまで奈良までこれました」
と自分の名前と住所をお伝えして感謝の気持ちを伝えます

私はお参りする時に名前と住所を心の中でお伝えしてるんですよね
神様だって誰が来たか把握しやすいほうが良いよねって思うので
昔からこうしてますが、たぶんこうやって拝むのを祖母に教えてもらった気がします

新薬師寺にも看板が飾ってある

お参りもしたし新薬師寺から帰ろうと思った時
出入り口付近に置いてある看板に目が止まります

新薬師寺に来た時もそうなんですが
奈良旅の時の私はやけに看板に目がいっちゃったんですよね

普段なら看板スルーな私なので
看板に興味を持つのは珍しかったんです

やけに気になる「プレゼント」の文字
しかも「無料プレゼント
そのプレゼントとは「大和十三佛参りの御朱印帳」だったんです

しかも十三佛屏風台紙がもらえて飾れる
私は迷うことなく新薬師寺にいる方へプレゼントをもらいに行きました

写真では御朱印すべて押された状態だったので
そういうレプリカがもらえるのかなとか思ってたんですよ
この頃はまだ御朱印ガールなどもいない時代だったので
私は御朱印の知識もふんわりと知ってる程度でした

御朱印ガールとは若い女性の間でも密かに人気を集めている御朱印帳。 パワースポットブームの影響で若い女性が神社やお寺に足を運ぶようになり、それをきっかけに御朱印をもらっている

御朱印押してあるわけがなかった

御朱印の屏風を貰った時にその場で屏風を開くわけじゃないですか
それでわかったんです
新薬師寺以外の御朱印は押されていませんでした

今思うと新薬師寺だけの御朱印で当たり前なんですけど
思わず私は「あ…そうか集めないといけないんだ」と声に出してしまいます

すると新薬師寺さんのお坊さんに笑顔でこう言われました
どこからきはったのかわかりませんけれども何かの縁ですので
奈良にいる間は御朱印もらいに他のお寺さんにも行ってみたらどうですか?」と

確かにそうだなとも思ったので
「ありがとうございます、奈良にいる間にまわってみます」とお伝えしました
すると「2~3日でまわってはる人もおるんです」と
そして「良いご縁をいただきました」となぜか私に感謝してくださるんですよね

だから「私もご縁をありがとうございます」とお伝えして新薬師寺を後にします

大和十三佛巡りとは

もともと東大寺に行く予定でした
けれどひょんなことから私の御朱印巡りがはじまります

この御朱印は「大和十三佛霊場巡り」というもので
奈良県にある13の寺院からなる霊場を巡るものになります
一家の繁栄を守護してくださるご先祖様への供養にもなるようで
日本仏教文化発祥地でもある奈良を巡る旅でもあります
今はこの大和十三佛巡りツアーなども開催されているようで
ツアーで十三佛を巡ってみてもいいのではないでしょうか

今でこそツアーになっているようなのですが
当時はそのようなものもなく
私は自力でこちらの御朱印を巡ることになりました

新薬師寺を後にした私は
最初に来たバス停のところまで戻ります

バス停につくとすぐ駅前行きのバスが来てくれたので
そのままバスへと乗り込みました

そこで屏風を見ながら一番近い御朱印のあるお寺さんを探そうとするのですが
いまいち名前をみてもわかりません
携帯の充電は残しておきたいですし私は思い切って前の席のおばさんに話しかけました

親切なバスのおばさん

ただ一緒に乗り合わせただけのおばさんに
「ここから一番近いお寺さんわかりますか?」と聞き出す私

観光地でもあったので
私は道を聞くのに遠慮や躊躇することなどありません
堂々と道を聞きます

すると優しい方だったのでしょう
嫌な顔ひとつせず「ここからは西大寺が一番近い」と教えてくれました
そして「関西の人ではないね?」と言われます

言葉のイントネーションでわかるのでしょう
「どちらさんの言葉やろ」と聞かれたので「函館です」と答えました
すると大変驚かれます

一人旅なの?」「明るいうちにホテルに帰らないとあかんよ?」と
ずいぶん心配されました
お母さんみたいだな)と思いつつも
優しい言葉に心があったかくなります

女性の一人旅って危ないですもんね
暗くなるうちに帰るようにしようと
奈良公園で迷子になったことなどを思い出しながら
おばさんへうんうんと頷きを返しました

西大寺へGO

西大寺が近いと教えてもらったので
私は西大寺への行き方だけ携帯で調べます
近鉄奈良駅からの乗り換えなどですね

充電も50%を切っていたので
わりとヒヤヒヤはしてましたがなんとかなるかとどっかでお気楽でもありました

するとおばさんが「うちも一緒に西大寺にいくわ~」と言ってきます
正直驚きましたし道を聞いておいてなんですが
知らない人と一緒に行動は注意しなきゃいけないものではあるんですよ

でもなんでしょうね
大丈夫でしょう」と思っちゃったのと
せっかくのご好意でもあるので「一緒に行きましょう」となりました

近鉄奈良駅から西大寺駅へ
切符を買う場所も一応知ってはいたのですがおばさんは全部丁寧に教えてくださり
西大寺駅に着いた時には帰り方まで教えてくれます

(心底心配されている)とは思いましたが
すごくすごく優しい方なんだなって心がじんわりとしました

たくさんおばさんとお話しながら西大寺へと向かいました
駅から西大寺まで拍子抜けするくらい近くて
新薬師寺にお参りしたように西大寺でも感謝をお伝えしてから
屏風に御朱印を押してもらいます

おばさんも御朱印をみてとても嬉しそうに笑ってくださり
旅の出会いは宝物って本当なんだなって実感しました

おばさんと駅でお別れ

西大寺まで一緒に行ったおばさんは
私にもうひとつのお寺さんへの行き方を教えてくれます

一緒に行きたいけど私もう三重に帰らないと行けないのよ
そう残念そうに笑うおばさんと駅でお別れしました

別れる時に「頑張って」と笑顔で手を振ってくれたおばさん
あと「暗くなる前に帰るんだよ!」と念も押されました

おばさん…優しい…
もう二度と会う事はないだろうし
お名前もお互いに言い忘れてしまったから
探すこともできないけれど

一期一会のこの出会いのことを
私は今でも思い出します

おばさんに届くかわかりませんが
ありがとうございました

明日はおばさんに教えてもらった次のお寺さんのお話になります
本日も読んでくださりありがとうございました






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この記事を書いた人

はじめまして
オンライン占い師として活動している夢珠(ゆじゅ)と申します
ひきこもり占い師です
まるで山の中で修行しているかのごとく人と接することがありません
ですがそれのおかげで色々な事に敏感になり視えるものもあります
私の普通とは違った経験が誰かの参考やきっかけになれたら嬉しいと思いブログを書き始めました
よろしくお願いいたします

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