御朱印巡り小休憩
次の日私は「今日は御朱印巡りを休もう」と思いました
「気ぃはらんとゆっくり行け～」と言われてますし
せっかくなら奈良で他の場所もみたい
私はそう思い平城宮に向かう事に決めました
堂本剛さんも好きな平城宮跡
朱雀門をこの目で見てみたかったんです
私は慣れた足取りで大和西大寺駅へと向かいました
昨日西大寺へ行ったという思い出が私に自信をくれて足取りはとても軽い物でした
西大寺駅から平城宮跡前には少し歩いただけでついてしまいます
平城宮跡歴史公園は古都奈良の文化財であり世界遺産です
【ここに都があったんだ】
この場所は行ってみないと伝わらない空気感でした
何もないのに何かある
氣で包まれているような空間
そして運が良かったのか
この日平城宮跡でイベントが開催されていました
そのイベントの中で貸衣装屋さんに目が止まります
なんと天平衣装を貸し出してくれるそうなんです
「着たい」と思いました
一人旅です、何も恥などありません
私はすぐにその衣装屋さんの方へと向かい着ることにしました
こちら私なんですがお店の方に写真を撮ってもらいました
デジカメも一応持っていっていたので現像してあるものを写したんですが
衣装の全体が写ってるのはありませんでした
天平衣装は可愛くて
私は嬉しくなってきます
このままの姿で歩いていいそうなので
私はこのまま朱雀門を見に行くことに決めました
歩き方が丁寧になってしまう
衣装を着ると不思議と歩き方が丁寧になってしまいます
途中観光客の方に「バイトですか？」と聞かれます
イベントのバイトとかってこういう衣装着たりしますもんね
だから「いえここ貸衣装あるんですよ」とお店の宣伝もついついしてしまいます
朱雀門も見て回ったのですがイベントの店員さんと間違われることも多くて
たぶん貸衣装着てらっしゃる人少なかったせいなんですよね
外国人の方に写真一緒に写ろうと言ってもらえたり
普段着であればなかなかできない経験をさせてもらいました
朱雀門を間近で見た時なんて華麗で素敵な門だろうと思いました
写真を何枚撮っても絵になるし
ここに昔の人もいたんだなあと感慨深いものがありました
けれど何度か店員さんに間違われてしまい
ゆっくり観光できなくなってきたので
貸衣装楽しかったのですが、はやめに返却へ向かいます
普段着へと着替えて私はイベントで開いている出店の方を眺めに行きました
せんとくん
出店を眺めていると
着ぐるみが歩いています
ん？あの後ろ姿は…？
興味本位で近づいてみて会えることができました
奈良のせんとくんです
ピースしてもらえました
実物迫力ありました笑
でもなんとなく憎めないお顔のせんとくん
私はついついせんとくんマグカップを購入してしまいます
旅の思い出として御朱印はあれどまだ自分に何も買ってなかったので
私はここで自分のものと家族や友達のお土産も買う事にしました
声が聞こえる
買い物を一通り楽しんでいると
上からの声が聞こえます
「ああ…またか」と正直思いました
声を認識した途端に脳内にものすごい光とエネルギーのようなものを感じます
今まで味わった事がない光にちょっと驚き
「上を見よ」と伝えられたので上の方に視線を向けました
すると雲があります
その雲、どっからどうみても龍神様に見えたんですよね
よく曇って龍の形をしているとかあるじゃないですか
もう龍そのものでして
目の玉もぎょろっとあるんですよ
そして龍神様の眼がこちらを向きました
私は目と目が合いなんとなく
空にも感謝をお伝えいたしました
「ありがとうございます、ここに来ることができました」
視線が合ってる間、私はその龍神様と何か約束をしたんです
けれどね、その約束を忘れているです
きっと覚えていてはいけない事だったのだと思いますが
「約束した事」は覚えているので
私はいつかきっとまた平城宮跡で龍神様に会いに行かなきゃいけないだろうと
なんとなく思っているんです
龍神様とお話した時に写真を撮ってもいいか聞いたところ
OKではあったので写真は撮ったんです
けれど自分で見るだけならOKという形なので
私は今も大事に保存して眺めています
私と実際会う事がある人で見たいという方にはスマホにデータをうつしているので
見せる事は可能なのですがひきこもり占い師は人に会わないので自宅で一人で楽しんでいます笑
店員さんに声をかけられる
空を見上げてブツブツ話してる私
きっと気味が悪かったのかもしれません
店員さんに話しかけられました
「お姉ちゃん！靴紐！危ない！」と
言われて下を向くと靴紐がほどけまくっていました
上を向いていたのでこのまま歩き出していたら転んでいたことでしょう
私はその場で靴紐を結び直して
店員さんへお礼を伝えに行きます
すると「若いお姉ちゃんだから教えた」と面白おかしく笑って言ってくれますが
気さくなおじさんだったのでもちろん老若男女問わず声をかけていました
おじさんは「うちの店のシソジュース飲む？」と赤シソ茶をすすめてきます
紙コップに入れてくれて無料で飲ませてくれました
すごく美味しい
けれど平城宮のあとご飯にも行く予定だったので
ビンを持ち歩くことはできない
私は他に売っていたシソのふりかけを購入します
「買えってわけじゃないよ」とおじさんは笑っていましたが
優しさが嬉しかったんですよね
するとおじさんは「さっき話してたの？」と聞いてきます
私は「え？」と思いました
空見上げてブツブツいってりゃそりゃ聞かれるよなと
ちょっと恥ずかしさと気味悪かったかなという申し訳さなもあり
私はうまく返事を返せません
おじさんは「何も変な事じゃないよ、時々空と会話する人おるんだわ」と
笑って言ってくれます
「なんかみえてるってやつなんだろ？」とも言ってくれました
私は笑ってうなづくくらいしかできません
おじさんは「そういう事ってあると思うよ」と言ってくれました
私というものを否定しないでくれるおじさんはとても優しい人でした
奈良が大好きになった
私は奈良に来る前よりもっと奈良が大好きになりました
出会った人みんな優しい
見知らぬ人に靴紐がほどけるから危ないって遠くから叫んでくれるし
地図を持って眺めているだけで声をかけてくれて道を教えてくれる
一緒に駅まで行こうと言ってくださったり
私というものをそのまま見てくれる
空と話している人なんて
正直関わりたくない人じゃないですか
けれど躊躇なく話しかけてくれて
なおかつ否定をするわけでも笑うわけでもない
そんなことってあるよねって当たり前のように答えてくれる
私がみえている世界を否定しないでくれる
私はその事がとても嬉しくて
また泣きそうなほど救われた気持ちにもなったんです
今日は平城宮跡でのお話でした
明日は御朱印の旅再開です
奈良ではあたたかい人ばかりと出会いました
一人旅って楽しいです
今私はパニック障害だけじゃなく不整脈で新幹線も飛行機も乗れません
けれど願わくばまた奈良に行きたいです
本日も読んでくださりありがとうございました
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