パニック障害もプロの域
こうして私はスピな体験もしつつ
何十年もこのパニック障害という病気と付き合う事になりました
またパニック障害とともに不安障害や強迫性障害や対人恐怖症など
多数の精神疾患が発症しましたが
今回はパニック障害の個人的にみつけたり効果があった対処法についてだけ書いていこうと思います
だから今日はスピなお話はありませんよ
周囲に依存しすぎないようにする
昨日のブログでも発作中は身体の感覚がなくなると書きました
それのせいで腕に爪をたてたり
壁や床を殴ったり
とにかく手足に刺激を加えないと身体の感覚が戻らないんです
パニック障害の症状は個人差があるので
この症状が無いという方もいるとは思います
私はこの症状が特に酷かったんです
歯医者で麻酔したことある人はわかるかもしれないんですが
麻酔をした時肌を触っても指の感触も何もありませんよね?
あのような感じです
身体というよりは主に手足の感覚がなくなります
指とか握る動作はできるし拳も作れます
今読んでいる人は拳を作ってみてください
意外と指に刺激というか反動というか握ったなという感覚はわかりますよね
強く握れば指をキュッとしまるように手のひらの中に拳が作られると思います
パニック発作中はその感覚が消えます
拳を作っていて手を動かしているのは自分自身であるのにも関わらず
目の前で握っていても感覚がないのに拳を握れる恐怖はしんどいものです
身体の感覚がなくなったくらいで?と思うかもしれませんが
日ごろいつも認識している感覚が消える恐怖を言葉で説明するのは難しいのですが
「倒れるんじゃないか」
「死ぬんじゃないか」
「身体の中がおかしいんじゃないか」
こういった恐怖に思考は支配されてしまいます
だから発作中はなるだけ誰かに背中をさすっていてほしい人もいるのではないでしょうか
背中の手の温かみを感じると落ち着くからです
幾度となく背中をさすってくれる刺激が感覚を早めに呼び戻してくれます
だからといって「発作中はいつも私の背中をさすってよ!」はやってはいけないし
相手に依存しすぎてもいけません
なぜなら「背中さすってくれなかったから治らなかった!」「さすってくれたらいいのに!」に
いつのまにかそういう思考になってしまう人も多いからです
病気は我儘の材料ではありません
こういった考え方をしていると
支える側もしんどくなります
病気は大変です重々承知です
症状が大変で辛くて誰かを頼りたくなる気持ちもわかります
ですがここで思い出してほしいんです
相手にも事情があり感情があります
日々の疲れもあります
いつも患者のために適切な対応ができるなんて無理ですよね
これが看護師だったり介護のプロだったら適切な対応はしてもらいたいものですが
そうではありませんよね
ですので相手側の心情も理解しないといけないと個人的には思っています
病気の状態は我儘にもなりやすいんです
わがままと書くとショックかもしれないし不適切な言葉かもしれません
傷ついた方がいたら申し訳ないのですが
責めているわけでも一人で病気を抱えていけと言っているわけでもありません
発作の時に頼るのが自分じゃなくて周りにいる人だった場合
「大変だよ」という話になるんです
例えばの話です
これは支える側の方の立場になって想像してみてください
・仕事でひどく疲れてすぐに休みたいのに背中をさすってと起こされた
・楽しい事をしていたのに途中で手を止めて背中をさすらなきゃいけない
こんな時に支える側が大人であれば
病気だから仕方のない事だと思って背中をさすったりはしますが
もやもやしませんか?ストレスたまりませんか?
支える側ももし体調不良だった場合
自分だって風邪をひいてるのに風邪ひいてるからご飯作ってと頼まれているような状態であるといえます
また精神疾患の人を相手にすると
大抵の人は気遣います
優しくします
だから無理をしちゃいます
支えるために我慢もします
そこに辛いだろうけれどパニック障害持ちの方も気づかなければいけない
だってこの背中さすったりって一度では終わらないのを知ってますよね
いつパニック発作がくるかわからないから
周囲もいつ支えなければいけない状況になるかわからないんです
だからできれば一人で対処できる方法を探したほうが良いなという考え方に私はなりました
一人で苦しめというわけではありませんからね
そういう事ではなく
頼りすぎない方法と言いますか
自分の中でこれをすれば大丈夫
発作が落ち着きやすい対処法を見つけるのは
自分のためにもなると思うんです
でもね
ここだけの文章をみて
「やっぱり周囲に頼っちゃいけないんだ」と思ってより自分を追い込んで苦しむ人もいます
そういう人って逆に周囲を頼ってなかったりします
何事も「ほどほどに」なんです
人間関係は支えあわなければどちらかが重くなりすぎてしまいますし
関係が崩壊しやすいと言えます
介護が大変なのを理解しておかなければいけません
じゃないと人間関係として成り立ちません
一番に感謝が大事です
そして頼ってしまう時は頼る
でも頼りすぎない方法も見つけておく
どうしたって症状が重いと頼らざるをえない
そういう時もあります
頼りすぎない事も大事ですが
こうした支えてもらっている事を
「私は病気なんだから」と
支えてもらうことを「当たり前」に思わないことが大事なのではないかなと思うんです
身体のコントロールがきかない病気
発作中は身体のコントロールが効きません
上記で書いたように「身体の感覚」という普段コントロールしている意識のない場所に症状があらわれます
心臓を自由に止めたり動かしたりできないように
コントロールができない部分の症状を治す対処法というのは
本当に「これで治ったらいいな」くらいのおまじないのような対処法にもなります
パニック障害の説明サイトとかに書いてるせいもありパニック発作の対処法は
栄養とって、朝起きて規則正しく生活してとかいう対処法が大事だと思われがちです
でも確かに規則正しい生活は大事だけれどそれができなくなる病気なんですよね
運動大事だから散歩してなんて言われても運動なんてもっとできなくなっています
これから書く私の対処法は医学的根拠はありません
、私は医師ではありませんので
私の対処法は「おすすめ」しません
私が個人的に見つけた対処法はこれだよと書くだけです
真似をしてみるとか自分でやってみるとか
そういう気持ちになるだろうなとは思うのですが
自身の体調を考慮しつつ可能であれば医師に聞いてから試してくださいね
私の対処法は私には合いますがすべての人に当てはまりません
心臓疾患やアレルギー体質の方には不向きな対処法もあると思います
ブログを読んで鵜呑みにするのではなく
ご自身でもきちんと調べて、試してみたいなと思ったもの。試しても大丈夫だなと思えるものだけ
試してみてもいいかもしれませんが
こういう対処法の影響は個人差があるので
当然悪化する場合もあるんです
だからこういった個人的な対処法をブログに書こうかどうか迷いました
悪化する方もでる可能性がありますから
けどそうやって悪い方ばかり考えていると
誰もパニック障害の方は情報を発信できないとも思ったので私は発信していこうと思いました
前置きが長くなりましたが個人的な対処法を書いていこうと思います
刺激を与えよう
私は身体の感覚がなくなる症状が強かった
昔は腕に爪を立てたりしましたがあまりにも傷だらけになるので
「髪ゴム」を手首に巻くようになりました
発作がおきたら髪ゴムを少しだけ伸ばして腕に向けてパチンと弾かせます
刺激を与えます
大抵は痛いはずなんですが、身体の感覚がなかったり離人感がある時は痛みも感じないと思います
パニック発作って身体のコントロールがきかなくなるので
何か一つでも感覚を戻す(要はコントロールできたと自覚できる部分)があると
「あれ?コントロールできるじゃん?」と身体が落ち着きやすくなる気がするんです
本当にこれは個人的な考え方ではあるんですが
ひとつでもコントロールできる部分が戻れば身体の主導権を握れるんです
なので刺激を与える
なるべく肌に傷がつきにくそうな髪ゴムで(何度も弾けば赤くなりますが血を流すよりは良いという判断)繰り返し弾きます
これでも戻らない場合は次の刺激へうつります
顔への刺激
手首がダメだった場合
顔の方にも刺激を与えてみましょう
まず顔へスプレーをかけます
それは水が一番良いです
肌水とかちょっと冷たくしてある水だとなお顔への刺激になります
けれど私は女ではあるので
どうせ顔にかけるならば肌への良い効果も期待したい
だから私はいつもバッグにスプレーが入っていて美肌効果もあるツルハで売ってる温泉水を常備しています
顔にかかる刺激は他の場所より感覚を感じやすいです、だから私もこの刺激で感覚が戻りやすかったです
スプレーを持っていない方は
水道があれば顔を洗ってみる
冷たいタオルで顔をふくなども良いと思いますが
肌に触れるものは髪ゴムを含めて
蕁麻疹を誘発させる恐れもあります
どうかアレルギー成分をよく見て
パッチテストもして
試すのであれば自身の肌に合うものを選んでくださいね
私が使ってるから「私も試すとき温泉水使おう!」みたいな考え方はNGですよ
対処法を試したい方はあなたの身体に合うものをきちんと探してくださいね
ガムを噛む
また肌の刺激で発作がおさまらなかった場合
いよいよ今度は内部での刺激になります
口の中の刺激でガムを噛む対処法なのですが先に注意喚起させてください
ガムは「倒れる危険性のあるかた禁止」です
倒れた時にガムが喉に詰まったりがあります
だからこれは本当におすすめしません
ただ私はそういう危険性も考慮しつつ
ガムを噛むで落ち着いていました
落ち着くといってもすぐに落ち着くわけではありません
これは発作中にガムを噛むのではなく
「予期不安」の段階での個人的にみつけた対処法ですね
パニック障害には発作まではいかないけれど
予期不安があります
予期不安とは何らかのよくない出来事が起きる、あるいは自分がそうなってしまうことを想像して、不安感を覚える症状を意味します。 特に一度発作が起こった時と同じ状況に対して不安を覚える事が多い
パニック障害の方は「またパニック発作がおこるかもしれない」という
「予期不安」にも苦しんでしまうと思います
その予期不安の段階で私はガムを食べるとわりとその不安感が徐々に落ち着いていきました
噛むという脳内に伝達できる刺激が良かったのかなと個人的には思いますが
これは医師が調べたことでもないので私が勝手に思ってる感想になります
ガムだけじゃなく
冷たいものを食べるのも私には効果がありました
アイスや氷を食べてみる
舌に伝わる刺激が予期不安を消してくれたように思えます
PCとか熱暴走おこるじゃないですか
その熱暴走の対処って冷却アイテム使ったり室温下げたり一度PCの使用を止めたりするじゃないですか
このPCの熱暴走とパニック障害はよく似てて
「コントロールできないと暴走してる脳神経」を「冷ます」感じなんですよね
PCの熱暴走を下げるように脳神経の異常反応を優しく和らげる方法として、身体への刺激で対応している感じです
脳神経のコントロールって意識しなくてもできていたはず
そのコントロールができなくなるのがパニック障害なので
なんらかの刺激を脳に伝わる行動が大事なんじゃないかなと
長年パニック発作に苦しんだ私は思ったわけです
寒暖差に弱いパニック障害
パニック障害の方は気づいてらっしゃる方いると思うのですが
暑すぎたり寒すぎたりそういった事があると発作がおきやすいです
上記で説明したようにパニック発作もPCのように熱暴走している状態だと思うんですよ
パニック障害持ちの方はおそらく
気温や気圧にも弱いし影響を受けやすくて脳神経が過敏に反応してしまうんじゃないかなと思っています
こんなこと書いてますが医師がそう発表したとかそういった事はおそらくないと思うので
ただのパニック患者の戯言ではあるんですが
パニック障害は体温調整が大切だと私はたどり着きました
夏は脱ぎやすいもの
要はいつでも涼しくなる格好になれるかどうかです
薄いUVカットの羽織りを着つつタンクトップとか脱げばすぐに涼しい姿になれる状態
冷房が効いてるところでは羽織る
また冷たいタオルや手持ち扇風機など保冷保温バックにいれて持ち歩きました
時々凍らせたペットボトル水なども持つと予期不安が外ででたら
「頬に凍ったペットボトルをあてる」をやり刺激を与えていました
冬はあたたかくしすぎないようにします
冬だけど暑くなりすぎないように
一枚目着ているものは薄めにして
羽織りもので暖かくする感じです
暑くなったら羽織を脱げば涼しくなるように
また寒くなったときのために私は保冷保温バックにレンチン湯たんぽを持ち歩いています
ホッカイロなども常備していますし冬でも冷たいスプレーを持ち歩いていました
持ち物が多くなりますが持ち物が多くなっても
これで発作や予期不安がおさまりやすくなるなら良いんです
私はそう思ってこれらを持ち歩いているので
いつもバックは重いです
さてここまで個人的な対処法でしたがいかがでしたでしょうか
もうこういった私のような対処をやってるよって方もいらっしゃるかと思います
医学的根拠がない対処法ではあるので文章の書き方が難しかったのですが
他にもまだ私がやって効果があった対処法がありますので
言葉を選んでゆっくり書いていきたいと思います
本日も読んでくださりありがとうございました
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